改め、BIRTH。
こんばんは!
推しさんの出演した舞台「BIRTH」を観ました。
とんでもない舞台でした!!!\(ᯅ̈ )/
何から語ればいいやら…
とりあえずまず推しさんのこと話すと
めっちゃいい役だった!!!!
オタクって、推しの狂った役好きじゃないですか。(主語デカおたく)
なんかこう、感情が伴わないなーというか、ふわふわしてんなーと思ってたけど、その理由が明かされていくにつれ増す恐怖……
オザワ(推しさん)が告白するシーンで貧乏ゆすりしながら相手が状況を理解するのを待つシーンがあるのですが、それがめっっっちゃ怖くて…
そのシーンについて友達に送ったLINEが以下
>なんていうか、感情の起伏っていうか、感情どこにあるのか分からない感じ 行動と表情の不一致や曖昧さ
>が、貧乏ゆすりで恐怖を存分に煽り
>その後のシーンを盛り上げるという構成
…はい。そんな感じでした。
長身強面の真顔って怖いんだなって思いました
普段あんなにベビーフェイスなんですが(強めの幻覚)、そういえばこの人強面だったなって思い出さされました
改めて見てみたら貧乏ゆすりっていうより怒りで足中心に全身が震えてるようにも見えましたが…
憶測ですがオザワは幼い頃から兄>自分の生活を無意識のうちに強いられてて、その生活が嫌で家から出て、そしたらオレオレ詐欺にあって母が亡くなって、家庭が崩壊して…それから7年、相当精神も病んでいって、このオレオレ詐欺騒動から、感情を壊されてしまったんだろうなって感じました。
だから、どこかふわふわしているし、自分の感情が分からないから、なんとなく「一般的な反応」を相手に見せているのかなって…
でも、気になったのが、この7年間復讐で生きてきたけど2人を殺す気はあったのかな?って…
だって、凶器になったナイフ、ユウジのですよね…ユウジを刺した時、刺した自分に驚いている様な様子に見えたような…。結局、殺したのはダイゴだし。銃を向けてる時も、どうしていいのか分からないように見えて…
2人をどうしたいのかは分からないけど、殺意はそんなになくて、一時的に大きく膨れ上がった殺意で衝動的に刺してしまったようにも見えたんですよね。
だから、ダイゴの事は撃てなかった…。殺意がないから。同情したのではなく、殺意を持てない相手を殺せなかったのかなって…。
ユウジがダイゴを罵ってる時に俯いたのは、初見時は呆れてるんだと思ったけど、本当は憤ってたんだな、と感じることが出来て、複数回見て分かる話もまた面白いなと感じました。
いい役だったな〜!!
推しさんが本番が待ちきれないように何度も何度も楽しい、楽しみだ、面白いよって言ってたのが分かったし、毎公演演じる度に空っぽになるくらい出し切りたいんだって事が伝わってきた。自分の中の理想と現実と戦って、追い求めて、足掻き藻掻く姿が本当に美しいな、こういう所が好きで、こういうのが見たいんだ!って沸き立つ興奮を抑えきれない気持ちになりました。
本来、私はこういう話は好きじゃないんです。見ていて苦しくなるから。辛くなるから。明るいハッピーエンドの方が好きだし、死人が出て欲しくない。
でも、ユウジを見ている時の理解出来ない人を前にしてどうしようもなく疲弊する気持ちや、ダイゴに同情して寄り添いたくなる気持ち、マモルの愛を知らないのに与えようとして空回るその執着に悲しくなる気持ち…目まぐるしく変化する自分の感情に、もう見ていられないのに絶対に目を離したくないと相反する葛藤と戦い自分で自分を抱き締めながら観ていました。
劇場で観ていたら、上手く呼吸が出来なくなっていたかもしれない。途中で席を立っていたかもしれない。それくらい、観ているだけなのにめちゃくちゃ疲れる舞台でした。
でも、「いい演劇を見た」という充足感が胸に満ちていて、めちゃくちゃ幸せで…
最高の気分で最悪の体調で、しばらく天井を見ながらBIRTHに行けないストレスでやけくそ的に買ったヨギボーに埋もれてました。
人を選ぶし、知り合いに1回でリタイアしてる人がいるくらいの内容だけど、是非とも興味がある人にはみてほしい作品です。
10月21日に配信あります!!!
映画「怒り」の後味の悪さに似てます。
ああいう感じが大丈夫だという人は、是非!!
…最後急に宣伝になってしまいましたね。
本当はもっと書きたいことも思ったことも沢山あるけど、色々考えたら疲れたので今回はこれで。